本日はお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございます。早速ですが、現在の担当業務について詳しく教えていただけますか?

はい、ありがとうございます。
現在は、法人向けに提供されているクラウドサービスのネットワーク運用・環境構築業務を担当しています。

具体的には、vCenterやNSX、Cisco ACIといったツールを使い、お客様のネットワーク環境を構築したり、運用したりする仕事ですね。

様々なツールを使われているとのことですが、業務の中で特に力を入れていることはありますか?

そうですね。最近力を入れているのは、業務の自動化です。例えば、お客様にネットワーク環境をお引き渡しする前に、構築した内容が設計通りかを確認する作業があります。

以前は、この確認作業を人が目視で行っていたため、時間がかかり、ヒューマンエラーのリスクも高かったんです。そこで、スクリプトを使って自動でチェックできるようにしました。

スクリプト作成についての詳細も聞かせてください。

具体的な作業としては以下となります。

  • スクリプト言語:
     「Python」を用いて、vCenterやNSXのAPIを呼び出し、ネットワーク構成の情報を取得し、設計図との比較を行いました。
  • チェック項目:
    ①仮想マシンのCPU、メモリ、ディスク容量の設定
    ②ネットワークインターフェースの設定(IPアドレス、VLAN、セキュリティグループなど)
    ③ルーティングの設定
    ④ファイアウォールの設定
  • 比較方法:
    設計図をExcelで管理し、スクリプトで取得した情報をExcelと比較することで、差異を特定しました。
  • 結果出力:
    差異があった場合は、詳細なレポートを生成し、問題点を可視化しました。

自動化されたことで、どのような効果がありましたか?

具体的な効果測定としては、以下が挙げられます。

  • 時間短縮:従来の目視による確認作業と比較し、約90%の時間短縮を実現しました。
  • エラー削減:ヒューマンエラーによるミスが大幅に減少しました。
  • 品質向上:自動化により、より正確なネットワーク構成を実現することができました。

自動化のアイデアは、どのように生まれたのでしょうか?

チームメンバーと協力して、日々の業務の中で改善できる点がないか、常に話し合っていました。その中で、確認作業の自動化が大きな課題だと気づき、スクリプトを作成することにしました。メンバーにも協力してもらい、チェック項目を洗い出し、スクリプトの内容を精査しました。

チームでの協力として、具体的に取り組んだ活動は以下があります。

  • アイデア出し:チームメンバー全員で、自動化できる作業についてブレインストーミングを行いました。
  • 知識共有:ネットワークに関する知識やプログラミングスキルを共有し、チーム全体のスキルアップを図りました。
  • レビュー:作成したスクリプトをチームメンバーでレビューし、品質向上に努めました。

自動化の取り組みは、他の企業でも活かせる部分があるかと思います。ITインフラサービスは、どのような企業におすすめですか?

ITインフラというと、専門的な知識が必要で、なかなか手が出しにくいというイメージを持たれる方も多いと思います。しかし、例えば社内ネットワークの刷新やセキュリティ対策など、ITインフラに関する課題は、多くの企業が抱えているのではないでしょうか。

弊社では、お客様の課題をヒアリングし、最適なITインフラの設計・構築・運用を支援しています。特に、ITインフラに関する知識が豊富でない企業様や、DX推進の一環としてITインフラの改善を検討されている企業様には、ぜひ一度ご相談いただきたいです。

R.F.さん、ありがとうございました。

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