「同じ未来を想うことから。」をコーポレートメッセージに掲げ、単にお客さまに商品を販売し、サポートサービスを提供するだけの存在ではなく、ICTインフラの専門家として、お客さまの課題を的確に捉え、『全体感』を考慮した上で、臨機応変に最適化を支援しているユニアデックス株式会社様。
今回は、次世代ITインフラ教育コミュニティ『SPEC』を導入いただき、受講者2名の方を交えてお話をお伺いしました。
導入前の課題 |
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選定理由 |
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導入後の成果・効果 |
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研修内容
カリキュラム
研修形式
オンライン
受講人数
4名
講師人数
メイン講師1名
研修時間
3日(6時間/日)
インタビュー
システムデザイン統括部 統括部長 夏苅 知宏 様
貴社の社員教育並びに現在の課題についてお聞かせください。
夏苅氏:
当社では、人事部門に教育部署があるので、ヒューマン、コミュニケーション、マインド形成などを階層ごとに研修を実施しています。エンジニアにおいては、資格取得に向けた勉強会を社内の有志が実施していますが、基本的には予算化した上で必要なベンダー資格やクラウド資格の取得を推奨しており、外部研修を活用しています。課題としては、中堅層においては技術のキャリアパスによって求められる研修が異なるため体系化されていないことですが、今は貴社の「SPEC」の内容がクラウド領域の研修ということでしたのでお願いさせていただきました。
「SPEC」導入の決め手についてお聞かせください。
夏苅氏:
教育専門の会社ではなく、ITインフラに特化したエンジニアリング事業を手掛けられているからこその実践ベースでのカリキュラムを魅力に感じ、導入いたしました。
今回のカリキュラムは「Microsoft Azure」でしたが、オンプレとクラウドの今後の需要についてはどのようにお考えですか?
夏苅氏:
現在、当社ではオンプレの案件が9割あり、オンプレがなくなることはありませんが、オンプレもクラウドも手段でしかありません。当社としてはマルチベンダー、マルチクラウドを強みとしておりますので、メーカーにとらわれずに、また場所も関係なく、お客さまにとって最適な手段を提供し続けたいと考えています。
システムデザイン一部一課 土谷 俊介 様
システムデザイン一部一課 田内 紅音 様
エンジニア目線では、いかがでしょうか?
土谷氏:
クラウド対応はできて当たり前にならなければいけないと考えています。オンプレ対応する場合でも、それぞれのメリットとデメリットを語れないとお客さまへの説得力を持てないですからね。
田内氏:
目先の案件では、まだまだオンプレ案件が多いため、私はまだオンプレしか対応したことがないのですが、クラウド案件にも取り組めるように少しずつ理解していきたいと思っています。
「SPEC」を導入いただく際の目的、期待した効果についてお聞かせください。
夏苅氏:
今回ご準備いただいたような研修環境ならびに体系化されたカリキュラムというのは、自社で用意するには時間も労力もかかりますし、一通りベースラインの知識を得られたというのが期待値であり、効果でした。
実際に受講されたご感想、満足度をお聞かせください。
土谷氏:
実機に触れられて身についたことと、受講者によって技術力の差がけっこうありましたが、講師の方が親身になって、フォローしてくれていたのでよかったと思います。また「こういう設定をよくやります」といったような一般的な内容ではなく、案件ベースのカリキュラムが組まれていたので満足度は高いです。
田内氏:
Azureを触ったことがなかったので、すごく良い機会でした。ハンズオンが遅れてしまった時も講師の方が進捗を画面共有で見てくださり、「ここはこうですよ」と個別に指導してくださったので、そういった点でも満足度は高かったです。
経験者の方だと他の受講者をフォローしている間は時間が空いてしまいましたか?
夏苅氏:
研修内容に関する他の画面を見たり、講師の方に「実際どうなんですか?」といった質問をしたりしていたので、空いている時間というのはなかったですね。経験の差や人数によっては、研修内容が一辺倒になったり、ついていけない人が出てきてしまったりするのかなと思いました。
「SPEC」のカリキュラム(Microsoft Azure)について、改善やご要望がございましたらお聞かせください。
土谷氏:
カリキュラムは実際にありそうな案件で、今後のAzure環境構築案件に活用できると思いました。またボリュームもちょうどよかったです。これ以上詰め込むと理解できずに終わってしまったかもしれません。
田内氏:
シナリオを用意していただいて、オンプレのメールサーバーを移行しますというシナリオに沿って進めていくところというのがわかりやすくて、すごくよかったです。
「SPEC」は、貴社教育課題を解決するためのソリューションとして、継続してご活用いただけますか?またご活用いただける場合、期待されている点についてお聞かせください。
夏苅氏:
ニーズもあるので引き続き、是非よろしくお願いいたします。また今後のラインナップの追加では、AWSやGCPなどすでに伺っておりますが、Microsoft 365の追加も期待したいです。またクラウドのデザインパターンを叩き込んでほしいですね。教科書通りではなく、実際に業務でもやられている会社だからこそ、実践やナレッジを組み込んでいただきたいです。
土谷氏:
実際の案件で活用できそうなものとして、イメージバックアップ、ログ監視はニーズも高く、導入を検討するお客さまも多そうなので、実案件向けに実装していただきたいです。クラウドのバックアップは、特にオンプレとは全然考え方が違うので触れているといいかなと思いました。
「SPEC」は、どのような方にお勧めでしょうか。また、「SPEC」は他社(他者)へお勧めできるソリューションであるかお聞かせください。
夏苅氏:
これからパブリッククラウドを取り扱う初心者向けの研修として、他社にもお勧めできますね。他社からのご要望も取り入れられるとさらにカリキュラムが充実すると思います。
土谷氏:
オンプレをずっとやってきた技術者がクラウドの特徴を知るには良いカリキュラムだと思うので、そういった方にお勧めですね。またAzure案件であれば、運用視点でお客さまと顧客側に一緒に受けてもらうと関係性も深まりますし、そういった活用方法もあるかと思いますね。
田内氏:
とても優しく教えてくださるので、クラウド初心者の方にお勧めできます。
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