導入前の課題 |
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選定理由 |
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成果・効果 |
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研修内容
受講された研修カリキュラム
- 新入社員・業界初心者向け ITインフラ研修サービス「VeXUS」
インタビュー
クラウド基盤管理室
室長
黒坂 公一氏
クラウド基盤管理室
クラウド基盤課
課長
那須 宣亮氏
クラウド基盤管理室
クラウド基盤課
主任
八久保 賢氏
クラウド基盤管理室
クラウド基盤課
石田 さや花氏
クラウド基盤管理室
クラウド基盤課
山本 裕喜氏
クラウド基盤管理室
クラウド基盤課
石本 英俊氏
ITインフラ研修をお探しになられた背景をお聞かせいただけますか?
黒坂さん:
我々が扱っているデータセンターは和歌山にありますが、現地で物理作業が必要になった際に、インフラ技術を持ったメンバーを安定的に確保することが難しいという状況がありました。そうした背景から、ITインフラ研修がその一助となるのではないかと考えました。
那須さん:
そうですね。また、弊社のデータセンターを運用管理している私の部署では、新入社員教育をOJT形式で対応しておりました。そのため、実作業が発生するタイミングに左右され、指導できる内容や時期に差が出てしまうという状況が発生しておりました。
例えば、データセンターを構成する仮想基盤自体やネットワーク設備の設計及び構築は、機器更改や追加のタイミングがこないとOJTができません。また、データセンター内の仮想基盤に対しゲストOSとしてWindowsやLinuxのインストール依頼も担当しておりますが、その依頼内容も自社クラウドサービスによって違います。そのため、サービス構築が発生したタイミングでしか、サーバー間の連携やデータベースの目的や仕様についてOJTができませんでした。
このように、新しく加わったメンバーが系統立ててインフラ領域を学習できる環境が整っていませんでした。
コクー社のITインフラ研修「VeXUS」導入を決定いただいたポイントはなんでしょうか?
那須さん:
経営層がお付き合いしている会社様から、データセンターのニーズに合った研修があると紹介を受けました。カリキュラムを確認したところ、新入社員や中途採用の社員に教育する上で必要な内容が全て網羅されており、我々のために作っていただいたのでは、と思うくらいピッタリとマッチしていたため、飛びつきました。
弊社はクラウドサービス事業者としてお客様にサービスを提供しており、そのサービスは、自社のプライベートクラウド上のデータセンターで運用しています。パブリッククラウドやレンタル型のデータセンターとは異なり、その時々で動いているサービスが違うため、社内のサービス担当者と連携しないと、どのようなシステムが構築されているのかがわかりません。
つまり、我々が、WindowsやLinuxを知らなくても構築ができ動かせる、ということではなく、WindowsもLinuxも知っておく必要がある中で、OSのインストールや設定に関する内容が研修カリキュラムに含まれていることは、我々にとって非常に重要なポイントでした。
受講環境が整っており、実際に機械を触らせてもらえる点も良かったです。
自社で実機を触る機会は、本番環境なのでミスが許されません。ミスを許してもらえる研修用環境で先に勉強させてもらえるのは大きな経験になります。受講環境でたくさん失敗をしてほしいと思っておりました。
私の部隊が、ネットワークと仮想基盤と社内情シスという大きくわけて3つにわかれておりますが、今回受講したメンバーは、仮想基盤と情シス部隊のメンバーとなります。その仮想基盤部隊をまとめてくれているのが八久保さんですね。
八久保さん:
そうですね、コクーさんの研修で魅力的だった点は那須さんが話してくれたのですが(笑。
私の仮想基盤のチームでも、ネットワークのことをある程度把握しておかないと、設計やネットワークチームとのやりとりに問題が発生しまいます。そのため、広く基礎を学んでもらえる研修内容はすごくよいと思いました。
実際に研修を受講されての感想はいかがでしたか?
石田さん:
私は2022年6月にクラウド基盤課に配属されまして、8月・9月と2ヶ月間オンラインでの研修になりました。配属されて間もない研修だったので、少し不安はあったのですが、オンラインにもかかわらず少人数で楽しくできたのでよかったです。
大学でIT関連の座学はしていましたが、コクーさんの研修で実際にテスト環境を触らせていただいたことで、「こういう風になっているんだな」とイメージがつきました。研修を受講したタイミングがコロナ禍だったため、私は全てオンライン受講をしていましたが、現地にいるメンバーは実際に機械を触ったりしていたみたいなので、私も対面で受講できたら良かったなと思いました。
石本さん:
私は未経験入社で全くエンジニア経験がなかったため、いきなり実務に入ることに不安に感じていました。でも、コクーさんの研修を通して、基本的な知識と実際の環境をさわってから業務に取り組むことができたので、非常に心強かったです。
リモート受講だったので、機械に関してはイメージしきれなかった部分もありましたが、実際に業務を始めてから振り返って理解できたので、それほど問題はなかったかなと思っています。
山本さん:
私は2023年入社で6月に配属となり、1か月後の7月~8月の2ヶ月間、ハイブリッド形式で研修受講しました。
入社後に仮想基盤チームに配属されてから、ネットワークのことや物理機器の調達など、色々と吸収するべきことが多く、頭がいっぱいになっていましたが、2か月間研修を受けたことで基礎的なところを網羅して学ぶことができました。
業務に戻ってから、仮想環境のサーバー構築やDNS編集の作業があったのですが、コクーさんの研修を通して、それらを対応するための知識を身につけることができていたので、対応できました。その時、研修を受けていて良かったと感じました。
研修の成果や効果はございましたか?
黒坂さん:
そうですね。コクーさんの研修があることで、一定の技術を持った人を採用できるようになったことですね。今回受講したメンバーの中にはまだ経験年数が少ないメンバーもおりましたが、すぐにオンボーディングしてくれて、実業務に貢献してくれています。
また、コクーさんの研修により、データセンタに駆け付け可能なところに居住いただけるなど、社員と同じ考えで働ける人を採用できるようになりました。
今後もこのかたちで進めていければいいなと思っております。
企業情報

社名
株式会社 サイバーリンクス
本社
和歌山県和歌山市紀三井寺849番地の3
設立
1964年 5月 28日
事業内容
流通クラウド事業・官公庁クラウド事業・トラスト事業・モバイルネットワーク事業
※取材日:2024年1月